同じ rake タスクを二ヶ所で書いた時の挙動について

annotate_models のコード見ていたら、次のようなコードが書かれていて、実際の db:migrate のタスクを上書きしてるのかなあ…だとしたら実際の db:migrate の処理どこ行ったんだろうと思った。

namespace :db do
  [:migrate, :rollback].each do |cmd|
    task cmd do
      Rake::Task['set_annotation_options'].invoke
      Annotate::Migration.update_annotations
    end
  # ...
end

ちゃんと調べたら、同じrakeタスクは複数定義すると、両方実行される仕様っぽいですね。知らなかった

task :hoge do
  puts 'hoge'
end

task :hoge do
  puts 'fuga'
end

rake hoge とすると

hoge 
fuga

と出力される

miuchee を heroku 環境に移行した

miuchee を heroku に移行したメモです。

移行理由

  • @mkouhei さんのサーバ(さくら)を仮想マシン環境で使わせてもらっていた
    • さくら環境要因で時折メンテが必要になっていた
  • 現状の heroku なら無料で使えそうな状況である
    • sendgrid は無料で毎日400通メールが送れる
    • 無料で一日 18h までしかサーバが動かせないが、基本バックグラウンドで動かすサービスなのでそれほど問題ない
  • (個人的に) カジュアルに Ruby のバージョンをあげたり、デプロイしたりできる環境の方が扱いやすい

移行メモ

  • 移行前、 Ruby 1.9.3, Rails 3.2.12 であった
  • そのままのバージョンで heroku に移行しようかと思ったが、そもそも Ruby 1.9.3 環境をローカルに用意するのも大変
    • Ruby のバージョンを上げると gem も動かなくなったりする
  • どうせ手間がかかるなら最新にするのが心の健康によい
  • RSpec のバージョンアップ、yujinakayama/transpec が活躍した
  • 段階的に Rails 4.0, 4.1, 4,2 と上げていった
  • 4.0 に上げた時点で、Rails がActiveRecord の size メソッドの落とし穴 - おもしろwebサービス開発日記チラシの裏 に書いてあるような仕様に変わったようで関連する箇所が壊れた
  • テスト通す → warning消す → バージョン上げるの繰り返し
  • あとは gem 関連でいくつかハマった気がするけど、基本的にgemを最新にしたら直った気がする
  • ついでなので CI 環境や自動デプロイ、バックグラウンド用にRedis を用意したり、サーバを puma にしたりなど今どきの環境に合わせた
    • どっちかというとこっちのほうが時間かかったかも

所感

それほど大きいサービスではないのもあるけど、Rails 3.2 から 4.2 へのバージョンアップはそれほど苦ではなかった印象。RSpec も transpec 使えばそれほど大変じゃない。

ただいきなりではなく、少しずつバージョンアップしていくのが一番いいと思います…><教訓を活かして packsaddle/ruby-saddlerwillnet/herobu で定期的に bundle update するようにして現状対応しています

Intellij で Rails 開発をするときの注意点

vendor/bundle を使わないこと。

  • 検索に gem のコードが交じる
  • gem に jruby用のコードがあると、java 系のプロジェクトとして判断されるようで普通の Rails アプリとして認識しない

vendor/bundle を無視する設定にすればよいかと思いきや、gem を認識しないのでコード解析的なやつがうまく動かない

IntelliJに挫折中

デバッガを使いたくて、IntelliJを試しています。

がどうもすんなりと移行できません…。

全部入りであるということに魅力を感じて、RubyMine でなく IntelliJ で試しています。ただそうするとプロジェクトがなぜか JRuby on Rails と判断されていろいろうまく動かず。SDK に rbenv は設定しているのですが。

欲張って IntelliJ を使わず、RubyMine を使ったほうがいいのかもしれないですね。

追記

"Open" から進めていくのではなく、Import から進めていくことでうまくいきました。

vue.js で DOM の更新を同期的っぽく行う

vue.js は DOM の更新を非同期で行っている。

同期的にするには全体の設定でVue.config.async = false とする方法があるがこれは微妙。

もう一つの方法としては、Vue.nextTick(callback)を使用してDOMの更新が終わってからの処理をコールバックで記述する方法がある。

参考

Directives - vue.js

draper vs active_decorator

active_decorator はよく使ってるけど draper は README 読んだだけの状態で比較しています。

active_decorator

メリット

  • 実装が比較的シンプル
  • 使い方もシンプル
  • 自動的に model を decorate してくれる

デメリット

  • decorator のメソッドを生やす条件が限られている
    • controller 中にインスタンス変数として定義する
    • partial template の引数として渡す
  • なので、インスタンス変数の関連オブジェクトに対して decorater を適用するのが場合によっては面倒

draper

メリット

  • 関連オブジェクトへの対応がある
  • 複数の decorater を使い分けたり、decorater に変数を渡して挙動を変更したりできる
  • collection に対しても decorator を設定できる

デメリット

  • 基本的に、毎回明示的に decorate するためのメソッドを書く必要がある
  • active_decorator と比較して覚えることが多い

どっちを使ったらいいか

ケースバイケース。draper の方が利用できるシーン自体は多そうだけど、学習コスト高めですね( ˘ω˘)"